コンサルティングプロセス

投資を勝ち取る事業計画とは?

投資をしてくれる人を動かす事業計画とはなんでしょうか?
それは、投資家の目的を競争優位に実現できる事業計画です。

Tech.B Consultingでは、事業化のための投資が得られるような事業計画書を一緒に作成していきます。

具体的にあなたが協力を得たい相手は誰でしょうか? 補助金・助成金を出す行政機関? それとも金融機関や自社の経営者?
事業計画書は自己アピールであり、自己アピールの最も大事なことは、相手の望むことを、他よりも優れて実現できることを示すことです。その点では就活でのアピールに似ていますね。
そのために大事なことは投資する側の目的と判断基準を知り、それを満たすように事業計画を作成することです。

Tech.B Consultingでは、ビジネスの共通言語である経営戦略フレームワークを用いて、あなたの技術や夢が相手の望みにマッチすることを示せる事業計画書の形で示していきます。

事業計画作成コンサルティングの3ステップ

では、どのように投資する人を動かす事業計画を作成していくのでしょうか。
Tech.B Consultingでは、次の三つのステップで事業計画作成のコンサルティングサービスを行います。

STEP 1:投資家の目的・審査基準の調査
STEP 2:目的・審査基準に合った事業計画コンセプトの作成
STEP 3:投資家が要求する書式での事業計画の作成

実際はあなたがスタートアップの社長なのか、企業内起業家なのかによって投資を依頼したい相手は様々でしょう。けれど、ビジネスとして投資をする相手であれば、ビジネス上の目的のために投資を行っていることは同じです。

投資を判断する人を動かせる事業計画の作成ステップの概要をご紹介します。

STEP 1:投資家の目的・審査基準の調査

まず、投資する人の目的・審査基準の情報を調査していきます。

SDGs時代の投資の目的は大きく分けて二つになります。

(1)目的の社会課題を解決できるか?
(2)事業性があって投資リターンが得られるか?

(1)の社会課題の解決は、投資の必要条件です。これは投資する側によって様々ですから、まず、自分の技術での事業成果が、目的の社会課題の解決につながるかを一緒に確認していきます。これを満たしていることを示せなければ、入り口で跳ねられてしまいます。
具体的には、既に投資機会の候補を決められている場合はその詳細調査を、これからの場合は想定する事業成果にフィットする投資機会の調査を行っていきます。

(2)の事業投資リターンは、どの事業を選ぶかの優先条件です。このリターンの確度をどれだけ示せるかで、採択されるかどうかが決まります。しかし、本当に成功するかどうかなんて誰にも分かりません。よって、問われているのは、あくまでも事業達成の見込みであり、それを投資する側がどのように審査するのか、その基準を知ることが投資を得るための近道です。
具体的には、公募での場合は審査基準の情報が何らかの形で公開されていることが多く、その調査になります。国が投資家になる補助金の場合は、審査基準がしっかりと公開されているので事例として紹介しておきます。

Tech.B Consultingでは、あいまいになりがちな事業計画書のゴールの調査からコンサルティングを行っていきます。

STEP 2:目的・審査基準に合った事業計画コンセプト

次に、目的・審査基準に合致した事業計画のコンセプトを作成します。

Tech.B Consultingでは、経営戦略フレームワークを活用した事業コンセプトシートで、STEP 1で調査した目的・審査基準に合った事業計画の骨子を作成します。

事業計画書で最も大事なことは、「何がすごいのか」が一目で分かることです。そのために、特に求められることの多い、市場ニーズにおける製品の競争優位性は、3C+提供価値の分析を行っていきます。技術の競争優位性の仮説を設計し、ディスカッションしながら仮説を磨き上げ、伝わる言葉での競争優位な提供価値を作成します。
この提供価値を軸に、クロスSWOTにより事業方針のドメインや経営課題を設定して事業計画の骨子を作成し、さらにこの事業計画を達成するための事業体制も明確にしていきます。

STEP 3:要求書式での事業計画の作成

最後は、要求された要綱・書式に従っての事業計画の作成です。

投資機会に応募するには、求められる要件や書式を満たした事業計画書を作成する必要があります。

この時に意識すべきは、この事業計画書は誰かが審査基準に従って審査するということです。審査する立場からすれば、自分が気に入ったからといって通すわけではなく、審査基準を満たしたかが判断のポイントになります。審査すべき項目が抜けもれなくきちんと記載されているか、要件や書式はその審査がスムースに行えるように定められています。

優劣の判断は、審査基準をどの程度満たしているのかによって行われます。審査とは審査している人とのコミュニケーションです。質問である審査基準をそのまま返す形で記載して、審査している人に分かりやすく基準を満たしていることを示すこと、さらにその根拠がしっかりと記載されているような計画書が、アピールが強く優れた計画書と判断されます。

こうした考えを基本に、Tech.B Consultingでは審査基準に沿った事業計画書をお客様と共に作成していきます。

Tech.B Cosultingでは、こうしたプロセスにより、投資する側の目的と審査基準に沿った事業計画書が作成できるように、コンサルティングサービスを提供していきます。